雑草2
雑草の続き。
この本を読むと、つくづく雑草って「生き方」だと感じる。
他の植物に対する生存競争に弱いがゆえに
用心深さを持ち、強かで、環境に合わせて変化することで生き延びる。
圧倒的強者でない限り、限られた手持ちのカードを上手く使いながら、運とタイミングを掴むことができなければ、成功することは難しい。
じゃあ、弱かったらどうすればいい。
弱いなりに生きていくことが生き延びる方法である。
弱いがゆえ、自分のポジショニングを見極める。
弱いがゆえ、変化に対応せざるを得ない。
弱いがゆえ、タイミングを見極める。
勉強になります。
強い植物が生きられないような不安定な環境で生きてきた雑草たち。
現時点では、自然界に人の手が加わっていくことで生まれる不安定な環境へ、
しっかりと対応することで自分たちのポジショニングを確保している。
もし、
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藤子・F・不二雄先生が描いた「みどりの守り神」みたいな世界になったら
強い植物にその生存環境を奪われてしまうのだろう。
しかし、そういった環境下においても強者の隙間を縫い、人類が残した遺構に身を寄せ、ひっそりと自分たちの生存領域を確保していくのだろう。
雑草は、厳しい条件でも花を咲かせて実を結ぶ。
条件が悪ければ、小さく生き延び、条件が良ければどんどん生育して大きな個体となる。
環境がどうだろうと、与えられた場所で最大限の力を発揮することで変化に対応し生き延びていく。
また、雑草は発芽のタイミングを見極める。
土の中で休眠しながら、発芽のチャンスをうかがっている。
用心深く、強かである。
こうした強さは、生き方として参考になる。
強者でないことは分かっている。
だったら、弱者なりに上手に生き延びるのが大切。